読者目線を意識しない書き手はクソだ。編集者が持つ思考回路への第一歩とは?
編集者人生がはじまって7営業日が過ぎました。
今まで様々な仕事に就てきましたが、
一番難しい仕事かもしれない。
そんな壁を少し感じた日でした。
上司から、
「座学はここで終了。
企画を立てて、君の課題を見つけたい。
その企画で実際にアポを取って記事を出そう」
とのメッセージ。
編集者として、企画を立てるスタート地点に経ちました。
企画のお題はこれまでの人生で出てこなかったもの。
まずそれはなんぞや?という調べ物からスタート。
ふむ。よく分からない。
うん。なんとなく概要は見えた。
よし!ちょっと企画を立ててみよう!
という調子で企画立てスタート。
著名人をピックアップし、自分の中で
ヒキとストーリーを組み立てる。
うん、ちょっと面白いかも♪
ということで、上司に提出。
結果、あっさりボツ。
ボツの理由はかんたんなことでした。
これ、誰が読み手なの?
簡単にまとめると、読んで欲しい人が想像できていない。
上司の説明を受ければ受けるほど、なーんにも考えないで、
自分が面白そうな構成でまとめたものでした。
サッカーで例えるなら、スター選手を集めて、戦術一切なし。
中身がスカスカ。このメンバーが集まっても、
こんな監督じゃ選手が可哀想だ。
上司の声を聞きながら、そんな事が浮かびました。
編集者は映画監督のようなもの
編集部に異動を打診された際、
上司に編集者ってどんな仕事なんですか?
と質問された時に、映画監督のイメージに近いと言われました。
自分がイメージしたものをいろんな人の力を借りて、実現していく。
そんな仕事だと。
かっこいいと捉えるか、地味と捉えるのかは人次第。
ただ、業界の著名人と一緒に仕事ができることは、
とても魅力に感じたことも事実。
せっかく、仕事でその第一歩に立ったのだから、
精一杯、最初の企画を煮詰めようと思います。
まだまだ寒い日が続きますが、僕は元気です。